【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第11章 Hiss And Kiss ※
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
二人の体温のせいか、部屋が暑い。
完全に頭が真っ白だった。
「う・・・」
力尽き、ずるりとサクラに覆いかぶさるリヴァイ。
すべてを放出したというのに、まだ男根はビクビクと震えていた。
「リヴァイ兵長・・・」
「・・・・・・」
しばらく黒髪を撫でていると、ようやく息が整ったのかサクラの顔を見て、複雑そうに眉根を寄せる。
「悪い・・・」
「え? 何故、謝るのですか?」
「中で出さねぇようにするので必死だった・・・」
視線の先を追うと、サクラの恥丘に大量の精液がネットリとついていた。
「お前にかけるつもりは無かったんだが・・・間に合わなかった・・・情けねぇ・・・」
お前の身体を汚して悪かった。
そう謝るリヴァイに、サクラは思わず笑みが零れた。
「気にしないでください。さっき、兵長もそう言ってくださったではないですか」
「・・・だが、汚ねぇだろ・・・」
「そんなことないですよ」
自分がベッドの上で失禁した時は慰めてくれたのに、体に射精してしまっことを気にするなんて・・・
本当に兵長の基準は、よくわからない。
「それよりも兵長」
倒れ込むようにベッドに沈んだリヴァイの体を抱きしめる。
「気持ち良かったですか?」
「・・・ああ」
とても優しい目でサクラを見つめ、唇を重ねた。
「思わずお前の中で出しちまいそうになるぐらいにな」
もう一回したいが、さすがにサクラが辛いだろう。
今日はここまでにしておく。
「んん・・・」
クチュクチュと音をたてながら舌を絡ませる。
しかし、果てる直前の喰らい付くようなものとは違い、余韻を楽しむようなキスだった。