【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第6章 Untainted, Unbroken ※
◼︎◻︎ 第6章 あとがき ◻︎◼︎
タイトルの『 Untainted, Unbroken 』とは、“穢れていない、壊れていない”という意味です。
主人公はつらい経験をしますが、それでも心までは穢れていない。
また、Untaintedには、汚染されていないという意味もあるので、
体が水銀によってボロボロになることも無かった、という部分を込めてみました。
そしてUnbrokenの方は、主人公の体というよりは精神的な意味合いで壊れていない、としました。
そこは兵長に救われた部分もあるのかと・・・。
物語を書く時、だいたいセリフが先に思いついて、それに沿ったお話を書いていくのですが、
今回は「安心しろ」でした。
このお話で兵長は3回、このセリフを言っています。
1度目は憎しみを込めて、
2度目は愛情を込めて、
3度目はある種の絶望を込めて、それぞれ違ったシチュエーションで言っています。
その辺のニュアンスの違いが伝わるほど描ききれていればいいのですが・・・
なにぶん、文才が無いもので・・・(泣)
また、アルバートの名前ですが、1960年代のアメリカで“ボストン・ストラングラー(ボストン絞殺魔)”として騒がせた性犯罪者、アルバート・デサルヴォからとっています。
それでは、長くなりましたが、第6章にお付き合い頂きましてありがとうございました。
第7章も頑張ります♪
With Love,
Nina