Personne importante【気象系BL】
第4章 第四章 chapter4
俺はおもいっきってきいた
「?あー、あのとき?」
『うん、俺なんかいっちゃったかなって…』
「違う違う!あの…不安になっちゃって」
智くんが不安…
そんなこと聞いたことなかった。
『このまま戻らないかもしれないって?』
「うん」
今まで智くんに頼ってきたとこがあった
今回こそ俺は智くんの力になりたい
『大丈夫だよ…かりに戻らなくても智くんだけにはまかせない。俺もちゃんとするから、ね』
「うん、ありがと」
いつもの笑顔がそこにはあった
フニャッってした顔
すっかり出来上がった智くんはそのまま寝ちゃって
何回起こしても起きなかった
さすがに、寒いよな…
そう思って布団を持ってこようとして智くんの部屋にいった
ガチャ
智くんの部屋
青に統一された家具は自然と落ち着いた
釣具が部屋の4分の1をしめてて
壁にはマイケル・ジャクソンのポスター
社長わかってるな…
ずっとここにいたいな…
そう感じたけど、俺は布団をもって智くんのところに向かった
布団をかけるとやっぱり寒かったのかな徐々に笑顔になっていった
「不安って嘘だよね…」
俺は誰にも聞こえないくらいの声で言った
それでも、智くんが笑顔になれるなら
その嘘を受け入れるよ
智くんの笑顔が俺は好きだから…