第8章 わたしの休日
『明後日、空いてます!じゃあ、あの何時にお伺いすればいいですか?』
沖矢「おや、私家の場所教えましたっけ?」
あわわわ、やばいやばい…何か家の場所知ってる怪しい奴になってるよ。
『あ、いえ!し、知らないです…』
沖矢「では、松原さんの家の住所を教えていただけますか?その日に迎えに行きます。」
『え、そんな!わざわざ迎えに来なくても…』
沖矢「私が迎えに行きたいだけですよ。お気になさらず。」
『ありがとうございます…えっと住所は──────』
沖矢「では、明後日の10時に迎えに行きますね。」
てってれー!しずくは沖矢昴と待ち合わせをした!経験値が50up!
…なんて、呑気なことを言ってる場合じゃないっ!
沖矢さんがわざわざ誘ってくるということは、何かしらの事情があるはず。何か聞かれても、適当に濁して公安のことは伏せておかねば。
あ、安室さんにもこの事言った方がいいな…。沖矢昴の家に行きます!じゃなく、お友達の家に遊びに行きます!の方がいいな…。
わたしはポアロに戻り、安室さんに明後日の事を報告することにした。