第8章 わたしの休日
渚が行ってしまったため、1人で寛いでいると
安室「…ポアロで働いてること知ってたんですね」
『…ええ、まぁ』
安室「ハムサンド、美味しかったですか?」
『とても、美味しかったです…!』
たしか、隠し味に味噌が入っていたはずだ。今度家でも作ってみようかな…
安室「それは良かった。では今d」
Prprprprprpr─────
安室さんの言葉を遮るように、わたしの携帯が鳴った。
『あ、すみません出ますね!』
スマホのディスプレイには、なんと"沖矢昴"と表示されていたのでわたしは慌てて外に出て電話に出た。
松原しずく≪≪≪≪≪≪≪沖矢昴
『も、もしもし!』
沖矢「もしもし、今少し大丈夫ですか?」
『は、はい!大丈夫です!』
沖矢「先日のお誘いの件なんですが、明後日って空いてますか?」
……社交辞令程度の話かと思っていたが、どうやら沖矢さんは本気だったようだ。
明後日か…随分急だな。まあ多分空いてるし、断るのも気が引けるし。