第8章 わたしの休日
降谷「沖矢昴…という奴だな?」
『はい…』
降谷「そいつの家は?」
『し、知りません』
本当は知ってるが、沖矢さんについて知らないフリをしなければ。
降谷「家の場所も聞いてないのに、遊びに行こうと思ったのか?」
『それは…考えてなかったです。』
なんか父親に問いただされてる娘の気分(?)
降谷「……まあ、いい。だが、これからは何処かに遊びに行く時には俺に連絡してから出かけるように。それと、GPSのアプリ入れとけよ。」
『……束縛する彼氏かよ(ボソッ)』
降谷「なんか言ったか?」
『な、何でもないですよ!』
そんなこんなで、降谷さんは帰っていった。
『はぁ〜……ち、ちかれた…』
なんだ、あの、イケメンは……
絶対嘘ついたら直ぐ見抜くよ……
降谷さんと話していると蛇に睨まれた蛙の気持ちがよく分かる。