第7章 探偵たちの夜想曲Ⅱ
コナン「それに、リビングに入った時カップの取っ手がイスに対して右向きだったし、フライパンの柄が左でフライ返しが右なのは右手で調理したから…」
浦川「2人目の人は?」
コナン「ドアの鍵を開ける手が右手だったから右利きだよ!」
コナン「3人目の人はカップの取っ手が左向きだったし、ペンもメモ帳に対して左側だったし、サイドテーブルも左側にあったしね!」
コナン「どう?納得して自首する気になった?」
浦川「そうね…坊やの言う通りにするわ。でも1つだけ坊やの推理が間違ってたわよ?」
コナン「え?」
浦川「樫塚圭の家から持ち出した拳銃は2丁だけ。もう1丁は知り合いに譲ってもらった本物そっくりのモデルガンよ…」
コナン「(じゃあ、まさか…)」
ガチャ……!!!
車のドアが開けられ、手川がコナンを抑え込み乗り込んできた。
手川「そこまで知られたなら黙って返す訳には行かないね!」
「「!?」」
手川は3丁目の拳銃を持って浦川に突きつけていた。