第7章 探偵たちの夜想曲Ⅱ
コナン「つまり、お姉さんの犯行はその場凌ぎで計画性が無い…友達の連絡先や写真ぎ消えようと構わない…復讐さえ出来れば何でもいいって感じ…それってこの世に未練は無いってことでしょ?だから僕、お姉さんをこの世に繋ぎ止めるために着いてきたんだ!」
浦川「……!」
コナン「でもまぁ、お姉さんが僕の言う通りにしてくれるなら強盗犯の最後の1人を教えてあげてもいいよ!」
浦川「え?!」
コナン「僕の推理に納得して、その犯人を警察に任せて自首するって約束してくれるならね…」
浦川「──分かったわ、坊やの言う通りにするから教えてよ…!」
コナン「犯人は────3番目に会った手川隆代さんだよ」
浦川「根拠は?」
コナン「防犯カメラの映像には3人目の犯人は右手で拳銃を持っていたけど本当は左利き…何かを乗り越えようとする時に最初に出るのは利き足で左足が出てたし、仲間ぎ発砲した時に口元に伸びた手も左手。人は動揺した時に落ち着こうと自分の顔を触ろうとするけど、無意識に出るのは利き手だしね!」
浦川「なら、最初に会った豊北って人は?ドアを開ける時左手だったし…」
コナン「ドアがああいう開き方なら左手を使うとこもあるよ!右手を使うと体の前に腕が来てちょっと邪魔だしね」