第7章 探偵たちの夜想曲Ⅱ
安室「まぁ誰にせよ、こんなニュースやワイドショーを録り溜めてるということは、余程の犯罪マニアか犯人に復讐を目論む被害者遺族かもしくは、事件の犯人かと考えるのが自然ですよね?」
小五郎「そうだな…」
安室「とにかく、次はパソコンを調べてみましょう」
パソコンのある部屋へ向かっていると、蘭ちゃんと安室さんの小声の会話が耳に入ってきた。
蘭「あの…何でそんなに優秀な探偵なのに父なんかに弟子入りしたんですか?どう考えても安室さんの方が…」
安室「毛利先生はああやって悩んでる振りをしているだけでもう真実を見抜いているんですよ…」
蘭「はぁ…」
悩んでる振りをして真実を見抜いているのは安室さんの方だよ、と心で軽くツッコミを入れた。
パソコンにはロックが掛かっていたが、机の下に隠してあったパスワードを見つけ開くと
小五郎「こ、こいつは銀行強盗の計画書じゃねーか!」
安室「大胆にも拳銃を持って並んでる写真まで載せてますね…」
『アソビ感覚だったんですね…』
蘭「この真ん中の右の人、探偵事務所で自殺した人じゃない!?右端の人はスーツケースに入ってた人…」