第6章 探偵たちの夜想曲Ⅰ
安室「とにかく開けてみましょう。」
そう言ってスーツケースのロックを外し、中に入っていたモノが露わになった。
「「「!!!!!!!」」」
『ゔっ……』
その瞬間蘭ちゃんの悲鳴が響き渡った───
中に入っていたのは小柄な男性の遺体。
中身を知っていたといえ、遺体にまだ抗体は無い。心臓がずっとバクバク言ってる。
小五郎「な、何でこの中に遺体が!?」
安室さんはもう検死を始めていた
安室「死因は恐らく撲殺。死後1日ほどでしょうか……」
蘭「と、とにかく圭さんに話を聞かないと……!」
安室「彼女ならもうここには居ないかも……」
蘭「え!」
安室「さっき玄関を通った時に彼女のブーツは無かったので……その時は下駄箱にでも閉まったのかなと思ったんですけど……」