第6章 探偵たちの夜想曲Ⅰ
安室「もしかしたら我々が盗聴器を探す為に部屋中を調べ回ったら、この死体が見つかってしまうと恐れて逃げたとも考えられますしね…」
小五郎「じゃああの男を殺したのは圭さんだって言うのか!?」
安室「それはまだ断言できませんが……あのコナンという少年の靴も無くなっていたのも少々気になります……」
蘭「う、うそ!どうして……」
安室「さぁ…逃げた彼女の後を追ったか、もしくは連れ去られたか…」
蘭「わ、私コナンに電話してみる!」
小五郎「俺もさっき圭さんにメールを送ったが、逃げたんなら返事は来ねぇよな…って返信来たぞ!」
[遺体を見つけたんですね。この子は夜が明けたら解放しますが、警察に通報し逃亡の邪魔をするなら、この子の安全は保証できません。]
それと、眠っているコナンくんの写真が添付されていた。
小五郎「……って事はこの男はやっぱり圭さんが!?」
安室「となると、探偵事務所で自殺した男も本当は彼女が…」
小五郎「でも圭さんからは発射残渣が殆ど出なかったじゃねーか!」
安室「ひょっとしたらの話ですよ…」