第6章 探偵たちの夜想曲Ⅰ
外に出て階段を降りようとすると
(ん?何故わたしも?)
安室「______皆さんお静かに」
小五郎「あ?」
安室さんは人差し指を唇に当て、自信ありげな顔でわたし達を引き止めた。
安室「恐らく…依頼人と毛利先生を会わせたくない誰かがいて、メールでわたし達を外におびき寄せて事務所を空にした。そして空になった事務所で依頼人とその誰かが会ったんです。」
蘭「ええ!?」
安室「その証拠に、このドアにこじ開けた様な形跡が見られますし、まだ濡れていたティーカップが台所にあった。」
コナン「テーブルの上も綺麗に拭き取られていたしね」
小五郎「しかし、何故俺と依頼人を会わせたくないんだ?コインロッカーの中にはそんなに凄い物が入っているのか?」
安室「さぁ?それは、トイレに隠れている本当に聞いてみましょうか!」
小五郎「トイレの中だと!?」