第6章 探偵たちの夜想曲Ⅰ
『ここが、毛利探偵事務所…とポアロ…』
きっとわたしの目はキラキラしているだろう。やはり実際に見ると感動は大きし、純粋に嬉しい。
小五郎「……誰もいねぇな」
蘭「そうだね……何処にいるんだろう?」
わたしは重大なことに気づいた。わたしはこの台詞に突っ込まなければいけない、と。あくまでもわたしは事件の内容を知らない一般人なのだ。
『誰もいないってどういうことですか?』
安室「実は__________」
簡単に纏めるとこうだ。↓
・新しく開設した探偵事務所のHPに「先月他界した兄の遺品からコインロッカーの鍵が出てきたので、何処の鍵か特定してほしい」という依頼が舞い込む。
・約束した日時に探偵事務所で待つが依頼人:樫塚圭が一向に現れない。そこで小五郎に「待ち合わせ場所をレストランコロンボに変更してほしい」というメールが届く。
・コロンボで待つも樫塚は現れない。もしかしたら探偵事務所にいるかもしれない、と一旦帰ることに。(わたしと出会う)
・探偵事務所に帰るも誰もいない
→今に至る
ということだ。