第6章 探偵たちの夜想曲Ⅰ
渚「じゃあ私この後バイトあるから帰るね、バイバイ〜!」
『…うんバイバイ〜』
蘭「じゃあ行きましょうか!」
『ごめんね?わざわざ家まで…』
蘭「いいんですよ、ちょうど私達も帰ろうとしてたところですし…」
ふと気づいた。わたしまだおっちゃんと話してない…!自己紹介しなければ!
『あの、名探偵の毛利小五郎さんですよね!この前の学祭で見ました!』
小五郎「いや〜!これはこれは、いつもうちの蘭がお世話になっております。それにしても中々の美人さんですな!今度食事でもどうです?」
蘭「お父さん……?(怒)」
『あははは……』
だが笑っている場合ではない。この後事務所に着いたらトイレで銃声がなり、死体と縛られた女性が見つかる。コロンボの帰りということはメールでコロンボに来いと指示されたが依頼人は来ず、事務所に帰ろうとなったってとこだろう。
服を借りたら速攻で帰るしかないか……。
そんな風に考えているのをコナンくんと安室さんに見られているのをわたしは知らなかった……。