第12章 秀徳戦後
*****
雨もやみ、皆でごはんを食べ終えたころ
真太郎は席を立ち、キセキの世代の一人である”青峰大輝”のことを話した。
火神「よくわかんねーけど、とりあえずそいつも相当強えぇんだろ?」
黒子「・・・強いです。ただ、あの人のバスケは・・・好きじゃないです。」
あの人・・・か。あの頃と一番変わってしまったのは、彼かもしれない。
緑間「・・・フン。せいぜい頑張るのだよ。」
黒子「・・・緑間君っ!
また、やりましょう。」
緑間「当たり前だ。次は勝つ!!」
そう言って、店から出て行ってしまった。
『(・・・どうしよう。追いかける?でも、無視されたら・・・どーする私!?)うぅーーーー。』
黒子「(うなってますね・・・。)さん、思ってることがあるなら言うべきです。」
『えっ・・・。』
黒子「大丈夫です。彼は、あなたを嫌ってなんかないんですから。」
嫌ってないなんて、なんでわかるのかな・・・。
でも、テツヤの言うとおり今しかもうチャンスがないのかも。
『ありがとう、テツヤ。』
私はバッと立ち上がり、リコ先輩の元へ。
『お先に失礼します!!今日は本当にお疲れ様でした。誠凛のマネージャーになれてつくづく幸せだと思いました!!ではっ』
そう言い残して、真太郎の後を追った。
日向「(・・・幸せって、大げさな。)あいつ、どーしたんだ?」
リコ「さぁね!ま、女の子にはいろいろあるのよ。」
日向・火神「っ!?(まさか、緑間と!?)」
黒子「・・・・。」