第12章 秀徳戦後
そして、真太郎は静かに口を開いた。
緑間「・・・だがオレは、楽しい楽しくないでバスケはしてないのだよ。」
火神「・・・。」
火神君は口の中に入ってるものを飲み込み、当たり前のように言った。
火神「楽しいからやってるに決まってんだろ、バスケ。」
その一言に、真太郎の目が一気に鋭くなった。
緑間「・・・何も知らんくせに、知ったようなこと言わないでもらおうか。」
べしゃーーーーーーあっ!!!
うん・・・。ナイスタイミングだよ、高尾君。
まさかお好み焼きをひっくり返すのに、真太郎の頭に器用に飛ばすなんて・・・笑
真太郎は高尾君を・・・多分ボコしに消えた。
黒子「火神君の言うとおりです。楽しくなければ、バスケはしません。」
『そう・・・だね。つまらなかったら、あんなに上手くなるわけない。・・・・それなのに、私は・・・。』
黒子「・・・さん?」
『あっ、なんでもない。美味しいね、お好み焼き。』
私は中学のころを思い出して、後悔に浸っていた。