第9章 正邦戦
先輩たちは最初から決めていた。
2年生のかりは、2年生で返すと。
きっと、テツヤと火神君が抜けても、先輩たちなら大丈夫。
ううん、勝たなきゃならない。
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伊月先輩のイーグルアイも活躍し、正邦にくらいついている。
すると、小金井先輩が外に出そうになったボールを取ろうと突っこんだ。
リコ「こ、小金井君っ!!」
『小金井先輩っ!』
頭をぶつけたらしく、ぐるぐると目を回している。
リコ「交代、しかないか・・・。」
火神「じゃあ、俺を出してくれ!・・・ださい!」
日向「何言ってんだ、お前はダメだ。」
『そうだよ。火神君は、次の秀徳戦に温存させるために交代したんだから。』
それでもなかなか引き下がらない火神君。
黒子「津川君は、ボクがと止めます。」
日向先輩はその言葉に頷いた。
日向「わかった。・・・じゃ、一年同士津川を頼むわ黒子。」
こうして、テツヤが加わり試合が再開した。