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【黒子のバスケ】キセキと私。

第9章 正邦戦





テツヤのパスも津川君を欺き、他の皆も正邦のディフェンスをかわせるようになってきた。


”古武術”は特殊。

すなわち、クセがある。


そのクセに対応するため、何度も正邦の試合をDVDで見た。


*****


試合は続き、残り25秒。

誠凛が逆転した。

だが、王者正邦も負けじと取り返す。

誰もこの先の結果を予想はできない。


すると、正邦の主将 岩村さんの声が響く。



岩村「王者をなめるなよ!!キサマらごときが勝つのは10年早い!!」


『なっ!?!?』


その瞬間、誠凛選手一人ひとりにディフェンスがついた。


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