第8章 I・H予選
そして、火神君の活躍もあり、2回戦、3回戦を見事に勝ち進んだ。
今日は4回戦。
会場は2つのコートがある大きな体育館。
そのため、私たちの隣のコートで試合が行われる。
そう・・・”キセキの世代”を獲得した強豪校”秀徳高校”の試合が行われるのだ。
*****
コートに対戦相手が入ってきた。
「おいおい。今日の相手って、去年決勝リーグでボコボコにされたとこだろ?楽勝じゃん!!」
ゲラゲラと笑いながら入ってくる礼儀しらずのヤツら。
日向先輩はあきらかにムカついた顔してるし、リコ先輩も冷めた目で彼らを見ている。
その時、テツヤと火神君が彼らに近づいた。
火神「・・・よう。また会ったな。」
黒子「こんにちは。」
『・・・もしかして、知り合い・・・?』
なわけないよね。
なぜなら、テツヤと火神君を見て彼らの顔は真っ青で怯えているからだ。