第20章 海合宿
『だって、真ちゃんって呼ばれるくらい仲いいもんねっ!!』
緑間「おい!その呼び方はやめるのだよ!」
『いーじゃん可愛いし。私もこれからそう呼ぼうかな!』
緑間「やめるのだよ!!」
『あははっ、真ちゃんこわーい!』
緑間「・・・・。」
冗談のつもりで言っていたのに、急に黙り込んでしまった。
もしかして怒らせたのかもと思い、真太郎に近づく。
『真太郎・・・?』
真剣な顔で真太郎の目は、私を見据えている。
緑間「・・・俺は、」
真太郎が何かを言い出そうとしたとき、真太郎の後ろに赤い髪の彼がたっていた。
火神「おぃ!!もう戻るぞ。」
緑間「っ!!・・・・。」
『火神君!なんでここに・・・って、もうこんな時間!』
腕時計を見てみれば、あれからだいぶ時間が経っていた。
そして火神君は私を置いて戻ろうとしていた。
『ちょっ!真太郎、ほんとありがとうね。』
真太郎にお礼を言って、すぐに火神君の後を追いかけた。