第20章 海合宿
ドスッ
『すみません・・・あ。』
そう謝って上を見上げれば、
『真太郎!』
緑間「っ、なぜお前がここに・・・。洗濯か。」
私の持っているものにすぐ気がつき、察してくれた。
『えーと、大量にたまっててさ。私だけ別行動中なの。』
そういえば、真太郎は私の持ってるかごをじっと見つめた。
『・・・?』
不思議に思ってると、急に手元が軽くなった。
そう、真太郎がかごを軽々と持ってくれたのだ。
『あ、いいよ!自分で持つから!』
緑間「・・・いいから行くのだよ。」
そのまま庭へと持っていってくれて、しかも干すのも手伝ってくれた。
『ふふ。』
緑間「・・・なんなのだよ。」
『いやー、なんだかんだ優しいところは変わってないなーって思ってさ。』
緑間「っ。別に普通なのだよ。」
真太郎は少し顔を赤らめて、また干すのに取り掛かった。