第20章 海合宿
高尾君いわく、こんなおもしろいことはないっ!と言って、私も2人に加わり影から見ることに。
すると2人は1on1をし始めた。
相変わらず、真太郎のディフェンスはすごい。
けど、火神君のジャンプ力だって負けてない・・・
二人の1on1は真太郎の圧倒的な勝ちに終わった。
緑間「・・・フン、行くぞ高尾。」
高尾「ありっ?バレてた?」
私たちのことはとっくにばれていたみたい。
真太郎は私たちの横を通り過ぎるとき、立ち止まり、口を開いた。
緑間「ウィンターカップ予選でガッカリさせるなよ。」
黒子「・・・はい。」
チラッと私を見て、宿屋のほうへ帰っていった。
火神「・・・・。」
*****
次の日
リコ「ちゃん、洗濯してあるもの干してきてくれる?こっちは任せて!」
『はいっ!』
砂浜から宿屋に戻ると、秀徳の人たちの姿が。
ちょうどお昼休憩のようだ。
『(そーいえば、まだ一回も真太郎と話してないや。)』
そんなことを考えながら洗濯物を取りにいけば、かごいっぱいにタオルやTシャツがある。
かごに持ち上げれば、思った以上の重さだ。
『っ~~、重い~。』
うなりながら庭を目指して歩いて行くと、曲がり角で人とぶつかってしまった。
ドンっ
『うわっ!』
「っ!!」