第16章 火神君家に居候
ふと時計を見てみれば、もう10時を回っていた。
火神「っつーかもうこんな時間だし、風呂入ってこいよ。」
『・・・お風呂。』
そう呟いて、火神君をじーーーっと見つめる。
火神「っ!!のぞいたりしねーよっ!!」
『・・・もしのぞいたりしたら、絶交だからね。』
火神「(ぜ、絶交って。)・・・あぁ、安心しろ。」
私はその言葉を信じ、お風呂場へと案内してもらった。
『・・・やっぱり大きいな、お風呂。』
*****
火神SIDE
つーかあいつありえねーだろ。
いきなり泊めてとか、ふつー男ん家にくるか!?
まぁ、他にいくあてねーし、追い返すことなんて出来ねーけどよ・・・。
そーいやあいつも一人暮らしだったか。
黒子から、中学の時のことを聞いた。
事故に合って、自分だけ助かったと。
その頃のは、誰とも話さず、虚ろ状態だったと。
でも、黒子や、他のキセキの世代の奴らに助けられたと。
「(・・・そのキセキの奴らが、黒子とあいつに何をしたんだ。)」
オレには、あいつらに何があったのか知らない。
いつかは話してくれるだろう。
だからそれまでは、奴らをぶっ飛ばすことだけを考えることにするぜ。
でも、まずはこの状況からだよな・・・。
「(がオレの部屋に泊まったことが、黒子や先輩らにばれたら・・・オレ、殺されるな。)」