第15章 桐皇学園
第2クォーター終了後 インターバル10分後の開始
誠凛の控え室にてー
リコ「前半お疲れ様!!後半の逆転に向けて、エネルギー補給よ!!」
そう言って差し入れの定番である、レモンのはちみつ漬けを皆の前にご披露する。
ごろり・・・という表現は決して間違いじゃない。
日向「切ってって!切ってって言ってるじゃんいつも!!」
・・・そのままでレモンが、つかってた。
これは、さつきレベルの人が他にもいるなんて、新たな発見だ。
そして、水戸部先輩がちゃっかり用意をしていたみたいで、皆それに食らいつく。
『(一応私も作ってきたんだけどなー、仕方ない。)」
火神「?黒子は?いんねーの?」
黒子「ボクは・・・さんのをいただきます。」
『えっ!!』
黒子「・・・もってきてくれてますよね?」
・・・どうしてわかるんだろう。
ほんと、優しいなーテツヤは。
『うん。どうぞ!』
ありがとうございます。と丁寧にお礼を言われ、美味しいと食べてくれた。
火神「・・・。」
リコ「あ、黒子君は前半出ずっぱりだったから、一度引っ込んでもらうから。」
黒子「・・・あの、後半もこのまま出してもらえませんか?」
リコ「え?」
どうしても大輝に勝ちたいと・・・。
そういったテツヤ。
リコ先輩も悩んでいる。
テツヤのミスディレクションはもうきれかかってる。
それにこのまま出し続ければ、保つのは厳しくなる。