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【ハイキュー】11月のアンクレット

第3章 惚れたら負け


四時間目の数学、僕の隣のバカ女は現代文の教科書を開きっぱなしでノートの隅へとせっせと落書き。
この先生の場合はクラスの前で吊し上げたりするタイプではない、と思うが。
あまりにもまともに授業を受けない彼女にお前は一体何しに学校に来ているんだ、という感想が頭をもたげた。
一通り落書きを終え、ノートをパラパラと捲りどうやら満足をしたらしい彼女が今度はバタっと音を立てて、机に伏した。
今日初めての仮眠のようだが、最前列でそれをする勇気が凄い。
先生は相当嫌そうな顔で荻原を見て、すぐに黒板に目を戻した。

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