• テキストサイズ

高嶺に咲く【BTS】

第19章 努力は一番の華を産む


「だって、私も遅くまで、いますから、」

「なんで?暗いとこ、嫌いなんだから、夜も嫌いなんでしょ?」

彼女は眉を潜め、テヒョンの質問に答える。

「だって、私も練習しなきゃ…いけませんから、だって、男性達の中に入るんですから、」

そうだ……彼女は女性で、体力も体格もハンデが大きい……

だから、彼女も努力していたのだ。

遅くまで、練習して、怖いのに……1人で、

でも、あれ?…

テヒョンは首を傾げる。

いつも、一緒に帰ってる気がするけど、


そう、彼女は何時も兄達とグクと共に途中まで、帰っているはずだ。

なら、それから、何処で練習しているのだろう。

「家で、練習してるの?」

「違いますよ……あ、ナムオッパ達には言わないで下さいね………私、その後、直ぐ、会社まで、戻るんです」

にこやかに言う話ではなく、

2人は正直、関心してしまう。

ジミンも自身は何倍も努力しなければ、天才の彼女に近づく事は出来ないと思っていた。

だけど、彼女は……自分よりも努力家だった。

ジミンは目を瞑ると、彼女に言う。

「ねぇ…?なんで、君は天才なのに努力するの?それじゃ、僕が頑張っても勝てないじゃん……」

/ 176ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp