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高嶺に咲く【BTS】

第32章 雪降る時に


ユンギの体温を感じながら、外を眺め、彼女が口を開く。

「それに.......ユンオッパの手は素敵な曲を作る素敵な.......手だから、

傷つけないで欲しいの.......」

彼女の声にユンギは呟いた。

「あぁ.......傷つけないよ、
けど、これからって時に、本当にすまねぇな...俺、何やってんだろな....」

「すまなくないよ.......確かにオッパがいないのは寂しいけど、
これはきっと休養なの.....何時も頑張ってるオッパを休ませる為の時間なの
..だから、大丈夫だよ?」


「お前は何時も、俺の心を軽くするな.....」..

ユンギは彼女が逃げる間もなく彼女の唇を奪う。

「っ!??」

「このチュウの意味は、ユリンヌナの言う。意味だから、気にするなよ.......」

顔を紅くする2人、でも、ユンギはキスがしたくなったのだ。
彼女への気持ちが少し我慢出来なかったから、

感謝は本当だ。

だけど、それより、君が好き。
....ずっと、お前に恋してる。

まだ、分からなくていい.......
けど、分かった時は、少しでも、俺を思ってくれるように、少しだけ、

その時、ユンギの頭に1つの曲が浮かんだ。

「休養ね.......悪いが、それは無理そうだ。.......だって、今、最高の曲が浮かんだから、」

「だから、俺はここでも曲を想像するし、作る.....お前はそれでも、俺を休ませるか?」

ニヤリと笑い話すユンギ.......
彼女は、彼の背中へそっと手をまわすと言った。

「オッパは最高の曲を作る人だから、
私は止めない.......

でも、無理しないでね?..............」

彼女の力が強くなると、ユンギが彼女の肩を掴む。

「無理はしない.......だけと、きっとこの曲は俺達を変えるはずだ」

そんな彼に彼女が微笑んだ。

「うふふっ、本当に、オッパは......

.でも、奇遇だね。私も今、最高なメロディが浮かんだよ?」

2人はそう言うと、おでこを合わせた。

「絶対、早く戻るよ.......その時は、」












『 「最高の曲を作ろう!」 』


バンタンの作曲家2人は、雪降る中で太陽のように綺麗で眩しく暖かく見えるのだった。

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