第15章 ファンウサギ
その彼の涙に彼等は一瞬にして慌てふためく。
「え!?泣いちゃった?ごめんね!?どうしようユンギ!?」
「…ヒ、ヒョン…落ち着け、とりあえず……なんか、すまん……」
「ユンギヒョンもあわててるよ!なんか飲む?っ男なんだから泣くなよ……」
「っだって……」
「っ…ナムジュンどうしよう!また、泣いちゃった!?」
「皆…落ち着いてください…」
全員が困ったように彼を見つめ
彼はそれでも、ずっと泣き続ける。
すると、何も知らない彼女が部屋に入って来た。
「え、、オッパ達、どういう状況ですか?」
気まづい顔をする兄達…
そんな彼等の顔を彼女は直ぐに察すると、泣いてる彼に近づいた。
これが、彼女が彼にあった2度目の会話である。