第12章 気になる4人
一人の練習生の言葉に3人は笑った。
へぇー……うるさいヤツばっかとか思ってたら、気になる奴が4人もいるな。
その1人は断然さっきの言葉を言ったあの人だけど、
あの子を見ていたのは、多分、その4人だけ……
3人は彼女を馬鹿にする奴には用はない……
彼女と本気で音楽を歌を踊りをやりたいやつにしか、興味はない……
彼女は彼等にとって絶対に無ければならない必要なものだから、
「オッパ………終わりましたね……気になる方でも、いました?」
彼女はダンスや歌をしていると色んな声を聞かなければならない。
言われ続けなければ、ならないのだ。
無くなって欲しいが、きっと、それは、少なからずこれからもあるだろう。
でも、彼女の心を少しでも、支えられるくらい大きくなるのが、彼等の目標だ
だから……
彼女と共に歩む意思がないやつなど、彼等は願い下げなのである。