第12章 気になる4人
宿舎に帰った3人は今日いた4人について考える。
「多分、登って来るなら、あの4人ですかね?」
「で、あって欲しいですね」
「あぁ、ま、それ以外なら、あいつに近付けねぇようにすっけどな」
「そうですね……」
「まあ、ユンギヒョンの言う通り、俺もサユには笑ってて欲しいしね!」
彼女を傷つけるようなら徹底的に排除する。
たとえ、それは歪んだ考えかもしれない、
しかし、3人は、彼女以外は別に好きで望んでいる訳ではない。
楽しみではある。が、それと共に、彼女を苦しめる条件にもなりうるのだ。
けど、彼女を護る奴は多い方がいい
だって、彼女の敵は沢山いるのだから、
そんな考えを持つ3人の元に、
他4人が一緒に住むことが決まったらしい。
そして、そのメンバーは、彼等が気にしていた者達だった。
こんな偶然あるのか?
でも、彼等が来るのは、バラバラのようで、
最初に入って来たのは、
あの時、彼女をかばった青年だった。
「えっと………キム・ソクジンです…よろしくお願いします…」