第12章 気になる4人
2次オーディションで受かったのは、たった10人のようだ。……
前より、少ない数だと彼女が思っていると、
3人は彼女に近寄って来た。
「サユ!おはよう!今日も頑張ろう!」
ホソクの明るい笑顔を見て、
安心しつつ、周りを見て彼女は少し萎縮する。
そりゃ、そうだろう。何故なら練習室には彼女の苦手な沢山の人がいるのだから。
「なっ、何かあるんですか?」
「あぁ、何か、今日から入る練習生達に俺達の今の実力を見せるんだって、」
「え?!そうなんですか?アボジ言ってくれませんでしたよ?!」
ナムジュンの言葉にあたふたする彼女は実に愛らしい……
ホソクとユンギはそんな彼女に和みながら、
周りをみて苦笑いを浮かべた。
「やべぇー見られてる感」
「だけど、ユンギヒョン…俺達こういう風になるだよね…」
「だよな……」
そして、ソンドクが入って来て、
やっと練習は始まる。
「じゃあ!いっぱいいるけど、いつも通りいくぞ!!」
⠀『 「はい!!」 』⠀