第12章 気になる4人
「オーディション…また、やるんだな…」
ナムジュンが廊下を歩き、
彼女に言えば、
彼女はナムジュンに笑う。
「そうですね……アボジは早くメンバーを集めて、デビューさせてあげたいって言ってましたからね!……」
3人との練習が始まり、本格的にグループ始動はすぐそこだ。だからこそ、もう一度練習生を募る時なのだろう。
メンバーは何人になるかは、わからない、
楽しみ半分、ナムジュンは隣の彼女を心配する。
「大丈夫か?人がまた、沢山来るよ?」
「………大丈夫です………オッパ達がいるから、」
「そうか……俺達は随分、サユに懐かれてるみたいだね……」
「む?懐くってなんですか?」
「あぁ、?知らないのか、お前、会社だと、こう言われてるみたいだよ、
中々懐ついてくれない猫みたいだってさ、」
「猫ですか…?…随分、変わったあだ名がつきましたね……」
そんな話をするうち、練習室に着き2人は扉を開ける。
「さあ、練習ですね!」
「はあ、練習かあ……」
「どうかしたんですか?」
「ソンドク先生とホソクがね……」
「あぁ、二人ともダンサーですからね……」
二人の話を聞いていたのか、
ホソクは仁王立ちしてナムジュンを呼ぶ
「ヤ!キム・ナムジュン!!……今日もやるぞ!!」
「はあ……」
「ため息吐くなよ!」
2人は同い年という事でかなり仲が良く、
最近はよく、2人でダンス練習をしているのを彼女は知っている。
彼女が2人を見て、嬉しげにしていれば、
今度はユンギが彼女の肩を叩いた。
「さて、俺達も曲作り頑張んなきゃな…」
「そうですね!」
彼女は思う。彼等が歌える最高の歌を作らなければと、