第11章 姫出発と王子達
3人が選ばれるのはいつだろうか……彼女はそれを楽しみにしながら、
今日も1人で、練習する。
楽しみだな!
美しく、そして、力強く、
男の子の中に入るとしたら、これくらい出来なくてはならない……
彼女は毎日努力する。
彼等に負けないくらい…
練習せねば、認められるはずもきっとないから……
だから…待ってるよ……オッパ達……
そして、その時は直ぐにやって来た。
シヒョクが3人を社長室に呼んだらしい……
3人がシヒョクの元に行くと、前より、
少し、背が伸びた彼女がいた。
「オッパ達!久しぶりですね!」
彼女の歳は13になり、出会った頃より大人びてみえる。
「サユ……俺達、認められたのかな?」
ナムジュンが彼女に聞くと、彼女は笑った。
「きっと、そうですよ!」