第11章 姫出発と王子達
社長室についた3人は、サユの横に並び、
シヒョクを待つ、
いよいよだ。彼等の努力が実る日である。
そう思えば、早くも、シヒョクは嬉しげに入って来た。
「やあ!3人とも!久しぶりだな……そして、話の内容はわかっているだろう?」
「はい、わかってます……」
ユンギの返事で、頷く2人、
シヒョクはそんな3人の表情に満足をして、
結果を告げた。
「お前達を彼女と共に活動する。グループメンバーとして認める。」
3人はその結果に隣にいた彼女を抱きしめる。
やっと、隣に来れた。
「よろしくサユ……」
「よろしくな……」
「よろしく……」
3人の言葉に彼女は体勢を恥ずかしがりながら、小さな声でづぶやいた。
「はいっ……よろしくお願いします…」