第30章 華とカップリングと彼等の気持ち
7カレカノ
テニヒョン……やりすぎだよ?
バレるじゃん………俺達の気持ちもさ?
そう、テヒョンの隣で苦笑いを浮かべるジョングクは、
隣にいる。彼女の手を握った。
「あ!サユ?お菓子あげる。お前、これ好きだろ?」
それは、彼女の好きなお菓子で、ジョングクのファンが先程、サユと分けて!!、とくれたものだ。
そう、サユに渡すと、彼女は笑う。
「ありがとう!グウ」
目を輝かせる彼女にジョングクも笑った。
あぁ……可愛い……
彼がお菓子や食べ物をあげるのは、彼女だけ、
彼女にしか、今まであげてないのだ。
君は?それには気づいてないけどね?
彼女は鈍感だ。ジョングクは兄達の目も、テヒョンに怯えるファンの目をみながら、に思う。
きっと俺達の君への愛は誰よりも深いものだろう。
が、メンバーだけにはそれが、許されている。
だって、君を7人で愛すると決めているから、
彼等は7人で彼女を愛し、彼女は7人を愛してくれる。
彼等の心の支えは彼女で、彼女の支えは彼等だ。
が、ジョングクは
もし、そんな彼女がいなくなってしまったら?とたまに考えている。
それを想像した時、ジョングクは苦しくてしょうが無かった。
アメリカに行った時だって、連絡を待ってたのに……
居なくなったら、きっと、君を俺等は何としてでも、傍に置こうと、繋ぎ止めようとしてしまうかもしれない…………
優しい、彼女はそれを何でも呑んでしまうから、
彼等の応えは同じだった。
だから、そうならない為に、この気持ちをしまうおう。 ”
と言ったけど…………
ジョングクはテヒョンと兄達の目にため息を漏らした。
「無理だね?……俺も無理だもん、」