第30章 華とカップリングと彼等の気持ち
彼等の愛は加速している。
だが、彼等の愛は、誰にも分からないし、知られていない。
「ねぇ?サユ!!はどんな子がタイプ?」
だから、こう言うファンもいるんだ。
彼女は質問に
彼女の返答が気になる彼等とは違い普通に笑顔で答えるんだ。
「恋愛とか、わからないけど……君みたいな子も好きだよ?」
あぁ全く。イケメンだ。彼女の言葉に倒れそうな子を支えながら、心配し、エスコートまでしている。
ジョングクは彼女のそんな姿に少し、呆れながら、
次に同じ質問をするファンの目の前で、
彼女を自分の方へ向かせた。
ちょっと、イタズラしようかな?
「サユ……好きなタイプは、俺でしょ?」
キャ〜!?!!
グクの彼氏感半端ない!?本当に10代!?
こうして、ファンの悲鳴など聞こえないほど、紅くなった彼女は、
マンネカップ名をカレカノに変身させるのだった。