第28章 ジスと8人の生徒
そして、現在ジスもユリン顔負けの彼女溺愛ぷリである。
「はあ?何?あの最近人気の子〜サユに喧嘩売ったの!?」
「ジスオンニ……喧嘩じゃないよ…
…けど、ジスオンニの方が綺麗だね?」
微笑む彼女に頬を染めるジス、
それを見ていたメンバー達は、
顔を隠し、落胆する。
いや、なんで、イケメンなの?
理由は格好のせいもあるかもしれない。
何故なら、彼女の格好は男だからだ。
ジスと監督の考えにより、曲はファン受けや、インパクトを考え、
彼女は男装する事に決まった。
だからの男装である。
「ソル……まじイケメン、私の作品最高。」
そう鼻血を出すジスにメンバーは少し引く。
「うわあ、ジス……引くわ〜」
テヒョンの言葉に睨むジス
「テヒョン!!うるさい!この完成度のイケメンは中々いないのよ!?」
ジスとテヒョンとジミンは、同い歳で良く話す中だ。
そんな2人の会話に苦笑いを浮かべたジミンは彼女に近寄る。
「ジス…はもう少し落ち着けばいいのにね?サユは随分格好なったね?……」
「ありがとうございますっ
ジミンオッパ………けど、変な感じですっ………」
ジミンに照れる彼女、
そこに、飲み物を持ったジョングクがやって来て、
マンネラインの集結である。
「サユ?格好いいな…〜…けど、身長的には可愛いね?」
「な?!グウ!!どうして、身長を言うの!!」
2人は最近、こういった。会話を繰り広げている。
同い歳の分、距離が近くなっているようだ。
兄達はそれを羨ましく思うが、彼女に友達が出来て嬉しい感じもしている。
それに、もう直ぐ、彼女とジョングクの高校の入学式があるのだ。
これは、その前の最後の撮影曲、
2人の祝いも兼ねて、成功することを兄達は祈っている。
そして、始まる撮影、
彼等は楽しげに撮影を始めるのだった。