第27章 MV撮影
2人の発言で、撮影現場がざわつきだす。
確かに、ユリンが唯一信頼を置いている。
モデルあがりのジスの方が新しい新人のモデルより、腕があるはずだ。
が、何故、急に?。
「え?っ……何で?」
「テヒョン…ジミン……急にどうしたんだ?」
監督の疑問とは裏腹に、2人は女を指さしこう言った。
「だって、この人、サユと撮影したくないって言うからさ〜俺、サユと撮影出来ないならMV撮る意味ないと思うんだよね〜!!」
「そうだね!僕らのメンバーと撮影したくないんだもん……僕らとの撮影が嫌なんだもんね〜最近人気の子みたいだし〜…嫌なら無理しなくていいですよ?」
ジミンとテヒョンの言葉に女は何も知らない彼女を怒鳴りつけた。
「あんた!?あんたなんか……いるせいで……フッ…日本人のくせにいい気になりやがって……あ、そうだあ、私のパパ偉い人で、私の人気も凄いからあ~……貴方達なんて、直ぐに潰してやるわ!」
びくつく、彼女に皆が彼女の心配した。
だが、彼女は恐る恐る言った。
「すみませんっ……私はっ
…何を言われてもい構わないんですがっ、
オッパ達の事はっ……辞めてください…
…オッパ達は………夢を……手にする為にずっと……努力してるので……」
「はあ?何それ?てか、人嫌いなのもアイドルぽくないしー……私の方がずっと……
じゃあさ、あんたが、辞めてよ!そうすれば、私は、その人達と撮るし〜
私と彼等との方が最高なんだけどぉ?」
何が最高だ。辞めろ?こいつ!?
女の言葉にジミンは、
「はあ!?あいつ」
拳を握りしめ、拳を上にあげる。
そんなジミンをホソクが止めた。
「ジミナ辞めろ!今はダメ!」
「だけど、……ホソギヒョン……あいつ」
「気持ちはわかるけど、今は抑えて、他もいるから……」
「うん……」
これには、監督でさえ、
呆れて言葉も出ない……
そして、メンバーは
全員…で彼女を見る。。
だが、彼女は女に頭を下げた。
え?なんで、……君が頭を下げる必要が?
驚く、彼等……
「すみませんっ………それだけは、出来ませんっ……」
彼女は断った。