第21章 ユリンの見た彼等の愛
チェリー
チェリーボーイとは言うけれど、
ユリンはそう次に来たジミンにため息を漏らす。
理由はかなりシャイだと言う事だ。
これじゃあ……サユをリードは難しいわね〜
けど、……サユは彼等のお陰で緊張がかなり和らいでいるから、大丈夫かもだけど、
そうユリンが思う中、
ジミンは内心爆発しそうで大変だった。
彼は彼女に憧れ、今まで、ダンスしかやって来なかったからか、
こういうのになれていない。
さらに、彼は彼女に半分の嫉妬心や彼女をサランという歌手としか、見てこなかったから
彼女に変な壁のようなものがあったんだ。
天才と凡人は相容れないから、
でも、彼女と会ったあの日、
彼は知ったんだ。彼女は誰よりも、努力家である事を。
ま男の中に入る勇気など、到底は湧かないはずなのに、他人に恩を返すべく頑張ってる彼女の姿を
だから、彼女を知る兄達は彼女の頑張らりを褒め、彼女を愛するのだ。
彼女は沢山辛い思いをしてる事も聞いた
だって、あの時も震えながらに笑ってくれた姿は彼女の傷を物語っていたから……
でも、彼女は自分より大人なのだ。
だから、少し苦手で
、なんか、自信が歳上なのに、
なんか、負けてるみたいな気がして、嫌だったんだ。
そんな事をジミンが思っていると、
彼女はぎこちない感じで、ジミンを見詰める。
「っ……ジミンさんは?大丈夫ですかっ……」