第21章 ユリンの見た彼等の愛
姫と王子
ジョングクが終わり、次にやって来たのは、まだ、非公開の少年テヒョン
もしかしたら、彼女と自分の写真は世に出ないかもしれない……
彼女と撮影出来るのも、最後かもしれない
だから、テヒョンは心配だった。
あの日、彼女が覚えてくれていたあの日からずっと……
確かに、友もメンバーに加わり嬉しかったが、自分だけ、残されているそんな感じ、
だけど、テヒョンは何処かで、それでもいいようなきがしたんだ。
彼女に合えて、兄達と過ごして、楽しかったから
けど、テヒョンは彼女の隣に立ち改めて考える。
先がみたい……
彼女を知りたい。
兄達から聞いた彼女の沢山の話を
俺も体験したい……支えたい。
嫌だ…彼等と離れるなんて、
テヒョンはそう思うと涙を堪え彼女の両手を強く握り、、
彼女のおでこに自分の額を押し付けた。
俺もサユと一緒にいたいよ……
お願い、早く彼等と共にデビューできるという実感をください……
「テヒョンさん?」
「違うっ……」
「え?」
「………オッパって呼んでよ……っ」
テヒョンは泣きそうだった。
ユリンはその顔の綺麗さに一瞬息を飲むが、
次のサユの笑みに超えるくらいの衝撃を受けた。
「不安げ…ですね?でも、大丈夫ですっ……テヒョン……っオッパは最高なメンバーです………っ王子様みたいで、キラキラしてますよ!」
彼女のその笑みは女神のようで、
あまりの2人の綺麗さにユリンはシャッターをきらずにはいられなかった。
「っ……サユ……なら、君は俺のお姫様だね……」
「うふふっ…恥ずかしいですねっ……」