第21章 ユリンの見た彼等の愛
へぇー…皆以外とやるわねー
テーマはわざとフワァとしか伝えなかったのに、それぞれ、彼女への思いがあるのだと、ユリンは楽しげに彼等の行動を分析していた。
それに…まさか、長男君もねぇー
ユリンは最初の3人以外は合格などしないのではないかと思っていた。
理由は彼女とステージを共にせず合流しているから、
彼女の事を知らないからだ。
だから…3人より、厳しく見るつもりだった。
けど、長男はそれを遥かに超えるくらい、
勇気を見せていた。きっと、平気そうにしてたのも、彼女が不安げだったから、
会話を引き出し、緊張している彼女を和らげる為の笑み、
そして、もう1つはきっと私への挑戦の笑みだった。
ユリンはその事に関心しながら、
次の撮影相手を待った。
そして、入って来るのは、彼女と同い年のジョングクだ。