第21章 ユリンの見た彼等の愛
長男と華
君が怖い思いをもうしないように……
甘えられない君が甘えられるような頼れるような奴になりたい。
3人の撮影が終わり、次に来たのは、長男のソクジンだった。
これは、彼女とのあの帰りの日からずっと思ってる事
僕に何があっても彼等を護る長男あろう…
出来るか分からないけれど、少しは皆と楽しくいれたら、最高な気がするんだ。
他人しか考えない…彼女が自分の事を考えられるようになるまで、
そう彼は優しげに彼女に笑い。
ユリンに礼儀正しく、挨拶をする。
「よろしくお願いします!」
別に初めてだが、緊張はしない……
嫌、本当はしている。
初めて会った時はそうでも無かったんだけど、
君を見るうちにドンドン…君に惹かれてるからだろうか…
苦手なダンスで挫けても、ホソクに怒られても、彼女は優しく教えてくれた。
歌だって、演技で使う発声と違うやり方も教えてくれたり、励ましてもくれた。
彼女は陰で例え、会う時間が少なくても、僕等と会う時、ちゃんと全ての時間を注ごうと疲れてるはずなのに、
僕等の為に、使ってくれようと頑張っていた。
彼女は他人の目や顔色を気にするから、かもしれない…
それでも、ソクジンには嬉しかった。
けど、もっと、甘えてもらいたいのも本音……
彼女には沢山の魅力がある。それは、きっと、他のメンバーも思ってる。
だから、ソクジンはカメラを向けているユリンに笑いかけた。
僕等の愛は貴方が思ってるより、強いんですよ……ユリンさん……
そして、彼女を後ろから抱きしめ、彼女の耳にキスをした。
みんなを誘惑する1輪の華は……誰にも枯ら、させないよ……
「あれ?サユ〜林檎みたいだね!」
「っ!?……ジンオッパのせいです……」
「ヤー!それは…嬉しいね!可愛いサユが見れたから、じゃあね…」
そう去る彼の耳は実に紅かった。