第21章 ユリンの見た彼等の愛
希望と笑顔に
彼女の笑顔を護りたい。
そうホソクは彼女を笑顔にする為に隣に行くことを決めた。
1人じゃ何も出来ない彼女の為、
独で泣いてる彼女の為に、
ナムジュンとユンギの撮影に感心しながら、顔を扇ぐ彼女に話しかける。
「あははっ…サユ顔が真っ赤だね!」
「あっ…ホソクオッパ…やっぱり慣れません…撮影は」
「そっかぁー…じゃあ、俺も2人に負けないくらい…頑張るね?」
「え!?」
彼女が驚きそんなあ……と声を漏らす中でユリンにホソクが挨拶をした。
「よろしくお願いします!」
「ええ、よろしく!じゃあ!ポーズをよろしくね…」
ホソクは目の前でアタフタする彼女の元にしゃがみ込み、
彼女の手をとる…
なんだ…とびくつく彼女
そんな彼女にホソクはセットの中にあった1本のバラを手に持ち何時もより何倍も輝かしい笑みでそのバラを差し出した。
ユリンはそこで、1枚取り、
そして、その後のホソクの行動も逃さない……
彼がしたのは手の甲のキス
ホソクには薔薇にも手の甲のキスにも意味がある。
1本の薔薇の意味は一目惚れ
そう彼は彼女の踊る姿に一目惚れした。
彼女を本気で笑顔にしたくて頑張ろうと決めたのだ。
そして、手の甲のキスは
何時も、頑張って独りぼっちの彼女は
素晴らしく努力家で優しい綺麗な純粋に美しい人だと、敬意と愛を込めて、
これからも、ずっと君に俺は笑顔を届ける人になる…
だから…君も笑って、
ホソクのそんな行動に彼女は恥ずかしながらにハニカンだ。
「もう…ホソクオッパ……」
「はははっ!俺ぽくないかな?」
「いえ、格好良いですよ……」
「っ……」
そして、彼女の笑みにホソクもまた顔を紅くするのだ
った。