第3章 これから。
それから彼女は体には異変は無いため次の日には退院をした。
そしてHAPに行ってみんなで彼女と俺についてたくさんしゃべった。
彼女は俺の事を「だいちくん」と呼んでいたこと。
俺は彼女の歌が大好きなこと。
彼女が俺の隣は暖かいと言ってくれたこと。
彼女は「小さなことでもいいからだいちさんのことをたくさん知りたい。」っと言ってくれた。
彼女は俺の事をだいちくんと呼び、敬語をはずすことになった。これでもYouTuber、間違ったら罰ゲームということになった。
それから彼女は俺に行きたいとこを聞いてきた。
「だいちくんを知るためやから!」
「行きたいとこ.....USJとかわ?」
なんとなく彼女の得意そうなところを選んだ。
「おぉ!ユニバなら任せて!実家に住んでた頃は年パス民やったから!」
自慢げに話してくる彼女はまるで元に戻ったみたいだ。
彼女なりに俺が苦しくならないように頑張っているのだろう。
「無理しないでいいんだよ?」
「え?無理してないよ?だいちくんと喋ってると楽しいからめっちゃ言葉出る!」
彼女はいつも影で頑張って表には出さない。
でも俺は彼女の頑張りを認めたい。
彼女の頭を撫でてみた。
「たまには俺に頼ってね。」
「.....ありがとう。」
照れた彼女はとっさに「ユニバいついく?」っと話を変えた。
彼女は最高の彼女だ。