第3章 これから。
USJを満喫した後、飯を食ってだいぶ遅い時間になった。
「もう1日位大阪居たいー」
はじめが駄々をこねはじめた。
「あんた忙しい人でしょ」
っとたなっちがツッコむがどうやら明日も仕事はないらしい。珍しいこと。
ずっと「やだやだーまだ居たい!」と駄々をこねているはじめに彼女がこんなことを言う
「うちの実家に泊まってけば?」
みんなのパソコン持ってきてるでしょ?っと。
周りを見るとみんな驚いている。
無論、俺もだ。
「え?え?急に行って大丈夫なの?」
ご家族とかさ.....っと言いながらちょっと嬉しそうなはじめ。
「うん、多分親は居ないと思う。」
っと言いながらスマホを取り出す彼女。
「もしもし、お母さん?家おる?____」
「あ、了解。はーい。」
電話がおわったようだ。
「どうでしたか?」
俺は無理だろと思ってた。が、
「親はおらんし良いって」
「え、まじでぇ?」
驚きで声が裏返った。
「まじでぇ。取り合えず車行こ」
俺たちは静岡から社内車で来ていたため、駐車場に車を取りに行った。
どうやら彼女の実家まで彼女が運転するらしい。
「じゃ、お願いしまーす!」
「はーい!」
若干テンションが高くなったはじめ。
彼女も少しウキウキしているように見える。
____________
「みんな、ついたよ。」
どうやら俺たちは寝ていたらしい。
運転してくれている彼女に申し訳なく思った。
「寝ちゃってたんだ、ごめんね。」
「大丈夫大丈夫。みんな遊び疲れてたやろうし。」
彼女も遊び疲れているのでは?っと聞いたが、
「私は大丈夫なの!とにかく早く中入ろ。」っと話を反らされた。
「おじゃまじまーす!」
「おお、はじめしゃちょーや。」
「まじで、本物やん。」
.....誰?