第2章 彼女が初めて嘘をついた日。
2月25日
俺の誕生日、
そして.....彼女が初めて嘘をついた日。
たなっちとけんすけは「心配だ」とか言って俺の家に泊まった。
朝病院に向かった。
「恐怖とストレスで倒れたのでしょうね。」
「恐怖とストレス.....ですか。」
彼女は悪くないのに怒ってしまったことだろう。
「はい、ですが人体には何もありません、大丈夫です。
あと.....っいえ。」
医師は何か言おうとしたがやめてしまった。
「とりあえずよかった。」
「もう起きてますか?」
けんすけがそう聞くと、医師は少し間を開け
「.....はい、きっと起きてますよ。」
っと答えた。
「ありがとうございました.....」
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「元気出してよ」
「今かから会うんスよ?」
2人は励ましてくれたが、
俺は罪悪感が強かった。
「うん.....」