第2章 1-E 威土 秋璃
誡「好きだ。この気持ちはかわらねぇー。」
やめてぇーや。
また、好きになるとか勘弁やで……
秋「……自分は。もう…」
まだ、自分の目からポロポロと零れてくる涙を誡斗は指ですくいあげる
優しい、誡斗の手。
今は自分に触れてんのになんで昔は自分に触れてくれへんかったん?
そんな疑問が自分の頭ん中で浮かんだ
誡「今週の日曜日」
秋「え?」
誡「映画見に行こう。」
秋「……は?」
いや、なんやて⁉︎
映画?
誡斗と?
なんでや‼︎
なんであんたと映画見にいかなあかんねん!
びっくりしすぎて涙も止まったわ‼︎‼︎
秋「……………」
誡「ダメか?」
秋「……ふふふふふ」
誡「ど、どうした?」
秋「……ばぁーーか!あほ!たこ!」
誡「はぁ⁈」
ああぁぁぁぁぁ!
悪態をつく言葉がでてこーへん!
何か!何か他にないんか!!
秋「っ〜〜〜、とにかく!自分はいかへ…」
誡「だが、断る‼︎じゃ、また、メールするからな!じゃあな‼︎」
秋「な!待てやー‼︎」
くそっ!
逃げ足だけは早いとかずるいわ!!