第2章 1-E 威土 秋璃
誡「おまえさ、ほんとに好きなやついてねぇーのか?」
秋「さっきもゆったけどおらへんわ‼︎てか、はよ離さんかい‼︎‼︎」
抱きしめられ、目の前に広がる誡斗のむねを叩く
あ”ーーーー!
あかん!あかんわ‼︎
心臓の動きがキモい‼︎
顔が熱い‼︎
誡「そんな赤い顔されたら、俺の事好きなんじゃねぇーのかって思うだろ……」
なっ!………
………こんなに鋭かったっけ…こいつ……
今までずっと叩いてた手を止めて自分は大人しくした。
秋「………自分は一回あんたの事フったんやで?そないなことあるわけないやろ?……」
そーや、自分は一回誡斗の事フったんや。
今さら好きなわけ……
誡「俺はお前が好きだ。」
秋「っ⁉︎や、やめーな。耳元でそんなんゆわんといて。」
誡斗が自分の耳元でそないなことゆうからまた、顔が赤なったきぃーする。
誡「もう一回俺とやり直さねぇーか?」
さらに誡斗は自分を強く抱きしめる
ここで自分が”OK”だしたら自分らはもう一回付き合うんやんな?
いや、でもまたうまくいかんかもしれへん。
別れる時だってものすごい苦しかったし……
秋「……無理や。あんなんもう一回とかなったら自分の体がもたへん。」
誡「また、同じよーにはしねぇーよ。だから、俺ともう一回…」
秋「無理やってゆっとるやろ‼︎‼︎」
これでもか!ってぐらい誡斗の腕の中で暴れて抜け出しだ
ははっ、くるしゅーて今にも目から水がでてきそーやわ。
秋「あんたと一緒おった所為でどんだけ自分がしんどかったとおもってんねん‼︎自分の気持ちもわからんくせにもう一回とか軽く言わんといて‼︎‼︎」
あー、もう、我慢とか無理。
目からは大量の水がこぼれでる
自分の目にはきっと驚いとる誡斗のぐちゃぐちゃの顔しかうつらへん。