第14章 ☆学・校・拒・絶
考え事をしてると、車から誰かが降りてきた
「重いねぇ…」
弦太郎「え?」
「生徒達を預かる我々の責任が…実に重い」
『おはようございます。校長先生』
の隣で隼も頭を下げた
校長「おはよう、学園の姫」
ズキッ…
『…?』
なぜか少し頭が痛くなった
弦太郎「あんた誰だ」
スパーン!
ユウキがスリッパで頭を叩いた
ユウキ「バカ!!校長先生よ!」
弦太郎「えっ!?あんな若いのかようちの校長?」
親御さん達からは黄色い悲鳴が聞こえる
賢吾「若くて二枚目。物理学の博士論を持ち、うちの学校の人気の1つさ」
校長「校長の速水です。まずは1つ、信じていただきたい。この学校の生徒は、何者にも敗けないということ。この学校は、宇宙時代を生きる若者達のための学校です。宇宙に夢を…星に願いを…」
友子「!!」
速水「彼らは庇護者ではない。この学校の主役なんです。どうか…お子さん達と私を信じていただけませんか?警備の予算も理事長が3倍にしてくださいました。不登校問題も必ず解決するでしょう」
「校長先生がそうおっしゃるなら!!」
保護者達みんな納得し、女生徒達は倒れた
ユウキ「さすが絶大なるママさん人気!」
園田「校長先生…!!」
大杉「妬ましい~…!!」
弦太郎「校長先生!!今の話、感動したっす!!」
速水は微笑んだ
弦太郎「俺、決意しました!!」
速水「何をだい?」
弦太郎「怪物事件に巻き込まれたダチを救うんです!」
速水「……………」
弦太郎「先生が信じてくれた通り、俺たち生徒の問題は俺たちで解決しますから!!」
速水は優しく微笑んだ
『…っ』
はなぜかその笑顔が怖く感じた
弦太郎「じゃっ!!!よし!!」
ユウキ「ちょっと弦ちゃん!?」
弦太郎はそのままどこかに行ってしまった
賢吾「おい!」
みんなも弦太郎の後を追った
も校長にお辞儀をして弦太郎達の後を追った
園田「ちょっと!!如月くん!」
速水「…如月…。あれが噂の如月弦太郎か…。そして…星の姫…」