第54章 ☆卒・業・歌・唱《JK寄りEND》
卒業式が迫り、準備で忙しくなる学園
は屋上で休憩していた
JK「ひーめっ♪」
『JK!』
JK「こんなとこで何してんスか?」
『ちょっと休憩!』
JK「そうッスか…姫」
『ん~…?』
JK「姫は…プロムで踊る人…決めたんスか?」
『え…?まだだけど…』
JK「じゃあ…まだチャンスはあるッスね」
『?』
JK「プロムの相手…俺にしてください」
『え…!?』
JK「勝手なこと言ってるのはわかってるッス…!!でも俺…姫が他の奴とプロムに出るの…嫌ッス!」
『JK…』
JK「俺の勝手なお願いなのはわかってるッス…嫌なら嫌って言ってくれて構わないッス」
『お願いします』
JK「え…っ!?」
『私も…JKと踊りたい』
JK「マジッスか…!?」
『うん!』
―――卒業式―――
卒業式は無事に終わり、残すはプロムのみ
JKは黒いタキシードを着て会場で待っていた
『JK…?』
JK「姫」
いつもと違う見た目に緊張してしまう
ユウキ「!」
『みんな…!』
ユウキは弦太郎とペア、賢吾は蘭とペア、流星は友子とペアで参加していた
音楽が始まり、みんなが踊り始める
『JKがちゃんとした服着るなんて…』
JK「姫が相手なんすよ?ちゃんとしないとダメじゃないッスか」
『いつものJKも好きだよ?』
JK「それって…自惚れてもいいんスか…?」
『え…?』
最後の曲「咲いて」が流れ出した
JK「俺…姫のことが好きッス」
『…!』
JK「天高に入って…姫を見たときから気になってたんス…。弦太郎さんのおかげで姫と話すことができて…ホントに嬉しかったんス」
『JK…』
JK「姫とプロムに出れて…俺…今メチャクチャ幸せッス」
はJKの頬にキスをした
JK「え…//!?」
『JKって意外に身長高いんだね…』
JK「姫…//!?」
『私もJKが好きだよ…?会うたび会うたびにJKが気になってた…私もJKと踊れてよかった…』
JK「姫…」
『』
JK「え…?」
『名前で呼んでよ』
JK「じゃあ…さん…?」
『呼び捨てでいーよ?』
JK「いや…一応後輩っすから…」
『JKなら呼び捨て…許す』
JK「…」
『うんっ』